日本の専門家の「提言」が幼稚過ぎて呆れる。

“第7波”対策 分科会 検査のさらなる活用など緊急提言案示す
NHKニュース 2022年7月14日 11時53分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220714/k10013717061000.html
から引用


新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて、政府の対策分科会が開かれ、専門家が「第7波」への対策として、検査のさらなる活用や効率的な換気などを求める緊急提言の案を示しました。

14日の会合では、「第7波」の拡大をできるだけ抑え、医療のひっ迫を避けるために、必要な対策について専門家がまとめた案をもとに議論が行われました。

提言案では、オミクロン株の「BA.5」の拡大などで今後、入院患者や重症者が増加し、医療や介護の負担が極めて大きくなるおそれがあり、直ちに対策を取る必要があるとしています。

 

まずここなんだが、「直ちに対策を取る必要がある」と言っているが、今まで何をしていたのか。何の対策も考えていなかったのか。

第7派の可能性が迫っていると言われる現状は、現代の科学では事前に予想することすら出来ない前代未聞の異常事態なのか?

それともその可能性がかなり高い確率で予測されていたにもかかわらず、今日の今日まで何もしてこなかったのか?

どんなに愚かな政権であったとしても、一週間前には既に第7派への対策を始めているはずなのだが。

記事を読む限りでは、ここへ来てやっと「直ちに対策を取る必要がある」と「提言」しているだけのようだ。

 

そして、具体的な対策として、検査をさらに活用し、国の承認を受けた抗原検査キットを薬局で簡単に買えるようにすることや、帰省で高齢者に接する人が事前に検査を受けられる体制を確保することなどを求めています。

 

こなんことは、2年前の時点で出来ていなければおかしいことではないのか?

2年前に出来てないことが解った時点で、全力で体制の確立に取り組み、どんなに遅くとも1年前には達成していなければ、おかしいのではないのか?

 

また、効率的な換気で、飛まつや、密閉された室内を漂う「マイクロ飛まつ」や「エアロゾル」と呼ばれる、ごく小さな飛まつによる感染を防ぐことが重要だとして、空気の入口と出口を確保して空気の流れを妨げないようにすることを求めています。

さらに、ワクチン接種の加速や医療体制の確保を求めたほか、基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。

 

これは2年前から同じことを言っている。今の時点で「専門家」が政府に「提言」しなければならないような事柄なのか。それとも他に「提言」出来ることがないので、一つ覚えを繰り返して、仕事しているつもりなのだろうか。

第6波(いや、普通ならもっと早い時点で)の医療体制の不備や反省点を解析し、解決策を編み出し、必要な法改正などがとっくに終わっていなければおかしいのではないか?

 

その上で、提言案では、「第7波」の感染が収束する見通しが立てば、「コロナを疾病の1つとして日常的な医療提供体制の中に位置づけるための検討を始める必要があるのではないか」とも記しています。

 

驚くのだが「検討を始める必要がある」と言っている。いつから同じ事を言っているのか。検討が終わり、「日常的な医療提供体制」が出来上がっていなければならない。

 

この案は分科会での議論を経て、緊急提言として示される予定です。

 

「緊急」?

2年前ならともかく、今のタイミングでなぜ「緊急」などと言っていられるのか?

「専門家委員会」なり「対策分科会」なりが、毎回同じ事を言い続けるのは、「提言」がまともに取り上げられた事が一度もなく、「提言」に基いた改革が実施されたことが一度もないからであろう。

なので毎回々々同じ事を言い続けるだけである。

では何のために「専門家委員会」を開催するのか?

「コロナ対策をちゃんとしていますよ。ちゃんと検討していますよ。」との国民へのアピールのつもりであろう。

票田である既得権益団体への忖度から、実際には「提言」の内容を検討すらすることなく、「人流抑制でちゃんと対応出来たんだから、何も新しいことなどする必要などない」と決め込んでいるに違いない。

同情票とか目先の些末な内容で投票するから、こうなる。